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2006年7月21日 (金)

『日本沈没』、観てきました

『日本沈没』[公式]

17日に観に行ってきました。
73年版の大ファンとしては、大カタストロフを現在の技術でどれだけスケールアップさせたか、人間ドラマをどう描いたかが気になるところだったんですが……
以下ネタバレにつき反転。

まずはじめに、タイトルは『日本沈没』ですが……日本列島は沈みません!
日本沈没を食い止めようというのが今回の内容です、マジで。
この時点で看板に偽りありもいいところですし、日本がどう沈むのかを楽しみに観に来た客に対しての裏切りもいいところかと。
『日本沈没』の最大の魅力って、日本列島が沈むという大カタストロフの前に、日本人が何の抵抗も出来ずに翻弄されていくという救いのなさにあると思うんですが……これじゃ『アルマゲドン』や『ディープ・インパクト』といったハリウッド映画の出来の悪いコピーですよ。
出来の悪いコピーといえば、ドラマ部分もこれまた酷いもので……
「元夫婦が困難に対して一致団結して臨む」だの「自らの命を引き換えに、愛する人を救う」だのと、何でハリウッド映画のお約束を見せられなきゃならんのだと。
73年版での重厚な人間ドラマを一度でも観た人には、今回のそれは安い話に映ったのでは?

それから、最大のウリでもある特撮ですが……見せ方が下手!
73年版での目玉だった東京大地震は今回もあるのですが、今回はみんな避難しちゃって人っ子一人いないんで、ただ建物が壊れていくだけという始末。
こっちが見たいのはコンビナート爆破と火災で火だるま&ビルから降ってくるガラスで串刺しな人々だったんですが……六本木ヒルズが倒壊したって、あれじゃ盛り上がらないですよ。
あと、熊本(阿蘇山噴火)や函館(津波)にしても"災害発生→破壊される建造物→逃げ惑う人々"で終わりなんで、物足りない事この上なしでした。
この手の映画なんて人が死んでナンボなんだから、容赦なく描いて欲しかったなと思うんですが、やっぱりTBSが製作に絡んでるせいか、後日のテレビ放映を考えてそこら辺の描写にはダメ出しが出たのかも。

まあ、73年版を知ってる人なら「この地方にはまだ被害はない」やツバメの帰巣本能といった小ネタはニヤリとしてしまいますし、わだつみ2000の発進シークエンスは燃える&泣けるものがあるのですが、そういうのを差し引いても観終わった後の失望の方が大きかったのもまた確かです。
73年版を観た事がない方はそういうものだと思って観ればいいでしょうし、73年版を観た事がある方は期待せずに行った方がよいかと思いますね。
とりあえず私は、『日本以外全部沈没』も観に行こうかと(笑)

では。

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» 「日本沈没」(2006)はプチ人間ラブドラマ+プチパニック映画  [bobbys☆hiro☆goo☆シネプラザ]
7月15日公開の話題の映画「日本沈没」(2006)の スペシャルプレビューに行って来ました。 今回はスペシャルということで 樋口真嗣監督、主演の草なぎ剛、柴咲コウの 舞台挨拶がありました。 各々がおっつしゃってたように 「頑張って製作した作品」だということが 観ていても良くわかりました。 話の規模が大きいので 人間ドラマ、ラブ、パニックの 描かれ方のバランスが 難しかったように思います。... [続きを読む]

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